岩槻盛り上げ隊甲冑部部長ご挨拶
この度、岩槻盛り上げ隊甲冑部初代部長を拝命いたしました小林です。
とは申しましても、昨年10月の「桔梗の宴」の直前に思いつきで急拵えの兜を手作りしてかぶったことがきっかけで部長に祭り上げられたというのが正直なところで、甲冑作製はズブの素人です。
で、現在、神奈川県伊勢原市の手作り甲冑教室に月2回通って、修行している身分です。
元来、自分、不器用な人間ですので、どのくらいのクオリティの甲冑を作れるのか、自信はありません。しかし、本ブログで、伊勢原手作り甲冑教室の様子をご紹介しつつ、不器用でもクオリティ高めの甲冑を作れることをお見せできればいいなと、思っています。
最終的には、新たに岩槻から甲冑作製の楽しさを発信できたらと考えています。よろしくお願い致します。
今回は、甲冑部、初のブログとして、甲冑部誕生までと伊勢原手作り甲冑教室にお世話になった経緯をご紹介いたします。
①岩槻盛り上げ隊甲冑部誕生まで
「桔梗の宴」開催の経緯の詳細は「岩槻盛り上げ隊について」に譲りますが、「桔梗の宴」開催に際し、岩槻周辺各地の甲冑隊の皆さんにお声がけしようと準備を始めたのですが、時すでに遅しで、皆さんの秋のイベントの参加スケジュールは決まっており、「桔梗の宴」へご参加いただくことは困難ででした。
しかし、そんな中、幸いにも、2~3名の甲冑武者の方にご参加いただき、「桔梗の宴」にお越しの皆様にご好評をいただきました。
そこで、イベント終了後、集客やイベントテーマ強化のため、岩槻盛り上げ隊独自の甲冑隊を作りたいとの声が隊の中から起こり、隊の実情に合わせた甲冑隊結成の準備のため、甲冑部が誕生しました。
部長は、私、小林が担当し、部員の高橋真理以さんの援護の下、各種調査を開始いたしました。
②伊勢原手作り甲冑教室にお世話になった経緯
甲冑部誕生当初、模造甲冑の購入や自作キットの購入などの案が上がりました。しかし、予算面の都合上、断念せざるをえませんでした。
最も理想的な案としては、まず、部長が甲冑制作をノウハウを独学し、手作り甲冑指導員を養成し、岩槻で手作り甲冑教室を開催するというものでした。ところが、すでに自作している兜ならば、指導できるものの、肝心な鎧については、部品型紙作成の情報を見つけることが非常に困難で、手作り甲冑を断念せざるをえませんでした。
最後に、自作甲冑の教室はないかと、ネット検索したところ、伊勢原甲冑隊の皆さんが20年ほど前から厚紙を使った自作甲冑の教室を開催していつことを知りました。
神奈川県伊勢原市といえば、資正公のご先祖である太田道灌公ゆかりの地でもあり、何かの御縁を感じざるをえませんでした。しかし、手作り甲冑教室に通うことに大きな障壁がありました。それは、岩槻から伊勢原までの所要時間が電車で2時間以上ということでした。
以上の調査結果を隊の月例会で報告したところ、やはり、太田家つながりと予算的には最適であるものの、伊勢原までの所要時間と甲冑制作が9月中旬までということから、10月の桔梗の宴までの甲冑隊結成は困難ではないかという意見が大半を占めました。
それでも、毎年2月に伊勢原甲冑隊の甲冑展示会が開催され、手作り甲冑教室参加者募集は展示会期間中に開始されるとのことでしたので、この展示会に参加し、展示される甲冑のクオリティを確かめたうえで、教室参加を決めることが、隊の意向として決定されました。
最終的には、この展示会に部長である私が足を運び、この甲冑の作り方を学びたいと強く思った結果、伊勢原手作り甲冑教室にお世話になることが決定いたしました。
伊勢原甲冑隊甲冑展示会及びすでに開催されている手作り甲冑教室の詳細については次回ご報告いたします。