去る3月12日、いせはら手作り甲冑教室が始まりました。
初日のこの日は、伊勢原市から何名かの方々がご挨拶にこられており、10月の道灌まつりに対する伊勢原市の力の入れようが伺えました。
あいさつに引き続き、今回、私が作製する仏胴と兜の作製マニュアルと80cm×110cmの厚紙が7枚配布され、本当に始まるのだと身が引き締まるにと同時に、この厚紙を見本のような立派な甲冑に仕上げることが出来るのかと不安にかられました。
教室終了後は我々甲冑部部員が講師となって、岩槻でも手作り甲冑教室を開催し、岩槻甲冑隊を発足させることが最終目標なので頑張らなければ•••
ちなみに、唯一の部員の高橋さんには、女性用の前胴と草ずりを作製していただくことになっています。
3月の作業
3月12日 | 鎧の腰回りを防御する部分(スカートのような部分)である草ずりの大(前中央)、中(前の左右)、小(後ろの4組)及び左右の袖をテキストの指定サイズ通りに切出しました。各部品は補強のため、2枚一組とします。 各ペアの一方には、部品をつなぐための縅(おどし)紐を通す穴の位置を教室が用意した型紙から転写します。 これらの穴は数百個あると思われ、転写作業は精神的に辛いかもしれません。ましてや、穴あけ作業は失敗が許されませんので、更にきついとおもわれます。 |
3月19日 | 兜、仏胴、喉輪、脛あての切り出しで、あっという間に3時間が終わってしまいました。 |
3月26日 | 適宜、水で薄めた木工用ボンドでペアとなっている各部品を丁寧に貼り合わせます。
コツは、部品ペアの接着面に薄めたボンドを満遍なく塗り、丁寧に貼り合わせます。このとき、接着面に気泡が残らないように部品中央部から外側に向けて指でしごくように同時に貼り合わせます。 |